水道料金差額はなぜ発生?

Question

福岡市内のマンションです。水道料金については、いわゆる一括検針方式で水道局へは親メーターの使用量により水道料金を支払い、各住戸からは各戸子メーターで測定した使用量から水道局の料金表を適用して計算した額を請求しています。ところが、毎回水道局へ支払う額よりも、各戸への請求額が多くなります。なぜこうなるのでしょうか。

Answer

結論を先に申しますと、水道局は、マンション全体の使用水量から一戸当りの平均値を出して計算し、管理組合では戸別にメーターを見て計算しますので、その差額が発生しているのです。
水道料金は、多く使えば使う程1立方メートル当りの単価が高くなっています。水道局にいわせますと、節水推進のためだそうです。
1立方メートル当り単価は、家庭用の口径25mm以下では、1戸の2か月間の使用量が20立方メートルまでは17円、21立方メートル~40立方メートルは155円、41立方メートル~60立方メートルは243円と多く使えば使う程高くなっています。
それで30戸のマンションの総使用水量が1,200立方メートルであったとしても、全戸すべて40立方メートル使った場合は、水道料金は354,060円ですが、20戸は30立方メートル使用し、残りの10戸は60立方メートル使ったものとしますと、水道料金は421,460円となり、67,400円の水道料金差額が出るのです。
(計算式等は、福岡市ホームページより転載いたしました。)