防犯対策を強化するには
Question
私が住む分譲マンションの入り口はオートロック。各戸の玄関扉の錠は、管理組合負担でピッキングに強いものに取り換えました。それでも最近2戸に泥棒が入りました。さらに防犯対策を強化する方法はありますか。
Answer
警察庁の発表によると、マンションなどの共同住宅の侵入は窓からが1位。続いてエントランス。侵入手段としては、無施錠窓からや窓ガラス破りが8割を占めます。泥棒は玄関から入り、ピッキングなどで錠を開けるとは限りません。
マンションの防犯対策としては次の例があります。
①マンション内、敷地、エレベーター内などに防犯カメラを設置する。
②窓は防犯ガラスに取り換え、防犯フィルムを貼り、補助錠を使用する。
③玄関扉の錠前はピッキングに強い錠に替え、さらに補助錠も付ける。
④エントランス以外の出入口の扉が完全に閉まっているかどうか確認する。
国土交通省は共同住宅の新築や改修に際しての防犯上の留意事項を発表しています。見通し、照度、防犯カメラの設置、インターホンの設置など、基本的な事項が記載されているので参考にしてください。ただし、実務的には、信用できる防犯設備士などの専門家による防犯診断を受けられることを勧めます。マンション内で、住民や来訪者とあいさつを交わすことは、防犯対策としても効果があります。