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2016年熊本市の分譲マンション被害被災状況

― 被害無のマンションはわずか24.1%! ―
 (株)東京カンテイはこのほど、「2016年熊本地震 分譲マンション被害状況報告」を公表しました。熊本市の分譲マンション全722棟を対象に調査した結果、昨年4月に発生した熊本地震では、実に市内の3棟に1棟の割合(32.0%)で「小破」以上の被害を受けたことが分かりました。

 また然るべき修繕が必要と想定される「中破」以上のマンションは全体の7%を超え、「大破」「倒壊」判定のマンションも併せて0.8%ありました。「被害無」と判定されたマンションは4棟に1棟程度しかなく、「軽微」な被害も全体の約半数で確認されています。
 
  熊本市  
32.0%

 
被災判定
被害無
被害無
小破
中破
大破
倒壊
合計
棟数
174棟
317棟
179棟
46棟
5棟
1棟
722棟
割合
24.1%
43.9%
24.8%
6.4%
0.7%
0.1%
 行政区別にみると、北区・南区の被害は比較的小さく「被害無」「軽微」が殆どで、「大破」「倒壊」は0でした。また中央区・西区はやや被害が大きく、判定結果も似通っています。しかし東区は、「被害無」が22.0%と市内5区の中で最も少なく、然るべき補修等が必要となる「中破」以上は18.2%(24棟)と相対的に被害が大でした。これは最大震度7に前震・本震共に2度も見舞われた益城町に近いという点、断層に近いという立地が大きく影響していると考えられます。

 熊本市では免震2棟、制震1棟あり、今回の地震で免震2棟は被害が無く、制震1棟は軽微な被害でした。軽微と判定されたマンションは西区にある市内最高の36階建てのタワーマンションで、被害の程度は想定の範囲内と考えられ、免震・制震マンションは被害を軽減させる一定の効果を発揮したと考えられます。


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