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ご用心!理事長などによる管理費横領事件が連続発生

― 新潟のリゾートマンションでは11億円超の着服! ―
 平成27年11月22日の読売新聞、NHK等の報道によりますと、新潟県南魚沼市の大型リゾートマンション「ツインタワー石打」(575戸)の前理事長が約16年にわたり、マンションの管理費など総額約11億7800万円を着服していた疑いがあることがわかりました。前理事長は68歳の公認会計士の男性で、平成11年から平成26年までの約16年にわたって理事長を務めていましたが、個人的な投資に充てるために、組合の口座から自分の口座に送金するなどの手口で11億円余りを着服したということです。管理組合は時効前の約4億円について業務上横領の疑いで警視庁に告訴状を提出しました。
 前理事長は、口座の残高証明書を改ざんするなどして発覚を逃れていたとのことですが、信用される公認会計士の立場を利用した、非常に悪質で許せない犯罪です。

 また、最近、広島、大阪、千葉の各県内で、元理事長や従業員が、マンション管理組合の管理費、積立金を横領した事件が3件発生しました。
 大阪では、理事長を務めていた男性(50歳)が、平成26年12月下旬から27年1月上旬にかけて、管理組合の預金口座から870万円を引き出した疑いで平成27年9月18日、大阪府警松原署に逮捕されました。
 一方、広島では、元理事長(66歳)が平成27年6月1日、理事長を務めていた管理組合の預金通帳から、3回にわたり管理費約151万円余りを着服した疑いで広島中央署に逮捕されました。管理組合の調査では使途不明金は2000万円に上っています。
 千葉では、元管理会社社員の女性(71歳)が平成21年に定年退職後、2管理組合と個人契約を結び、管理組合の通帳の管理と経理事務を担当していましたが、平成21年4月から6月までの間に39回にわたり合計587万円を引き出し横領した疑いで、平成27年10月22日、千葉県警に逮捕されました。本人は容疑を認め、「クレジットカードの借金返済に使った」と供述しています。また両組合から損害賠償請求を起こされ、千葉地裁から平成27年1月19日、約2億1,000万円の支払い命令を受けています。
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 どの事件も、預金通帳や資金の管理がルーズであったことが原因で発生した事件です。管理組合としては、いかなる場合でも、預金通帳と印鑑の同時保管の禁止を厳守するともに、通帳による口座の残高確認や理事会への月次決算報告などの基本を励行することが肝要です。


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