共用部分の電気料金節約方法のいろいろ

 電気料金の節約には、(1)省エネで電気使用量を少なくする方法(2)電力会社との契約方法を変更することによって電気料金を削減する二つの方法があります。

 電気使用量を削減することが省エネの趣旨にマッチしますが、今回は、契約を見直して電気料金を削減する方法を紹介しましょう。

 ただし、この方法は電力会社が電気料金体系を変更した場合は、削減の効果がなくなる場合もあります。

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1 従量電灯契約を「高負荷率型電灯契約」に変更する。
 共用廊下、階段、玄関ホールなどの電灯は、現在「従量電灯契約C」がほとんどですが、これを「高負荷率型電灯契約」に変更する方法です。高負荷率型電灯契約は、昼間より夜間(22:00〜翌朝8:00)の使用量が多い場合にメリットがあります。昼間使用量が多い場合は、昼間が高い料金体系のためかえって電気料金は増えます。

 電力会社が試算してくれますので、各営業所に申し込んでください。変更するための費用はかかりません。
 100戸のマンションで、次のとおり年間131千円節減できた例があります。
  100戸のマンション(年間) 739,252円 ⇒ 607,448円(年131,804円節約)
2「低圧電力(200ボルト)契約」の基本料金削減(電子ブレーカーの導入)
 エレベーター、ポンプ、機械式駐車場は、ほとんどが低圧電力契約になっており、その基本料は、各設備の容量を合計した契約容量を基本に定めています。

 これを電子ブレーカーの導入によって、実際の機器稼働時に流れる電流値をもとにしてきめた主ブレーカーの大きさにより契約容量を決める方式です。

 全動力設備が同時に稼働することはまずありえないので、使用に合わせた最適な契約電力に変更し契約容量を小さくして電気料金を削減しようとする方法です。したがって、使用量によって電気料金が変動することなく、毎月の基本料金が低額で大幅に削減できます。100戸のマンションの電気料金節減例は、次のとおりです。
  100戸のマンション(年間)539,415円 ⇒ 319,499円(年219,916円節約)
3 高圧一括受電契約
 高圧一括受電契約とは、これまでの電力会社から各戸へ直接電気を供給する方式を改め、別の会社が団地等に高圧受変電設備を設置して一括受電し、そこから各戸に電気を供給する方式です。

 低圧受電より単価が安い業務用の高圧受電に契約を変更することで削減する方法です。このサービスを導入するには、専有部分の契約を各戸と電力会社で結んでいるため、全戸が契約廃止の申込書を電力会社に提出する必要があります。また、受変電設備を設置するためにスペースが必要です。詳しいことは福管連にお問い合わせください。
4 高圧電力料金契約種別の変更で年約200万円の節減
 西区にある150戸のマンションで、電力の利用状況を分析して、契約種別を業務用電力から季時別電力に変更して、年間約200万円の電力料金を節約した事例もあります。電力使用の時間帯、月別使用料などを調べる必要があります。詳しいことは、電力会社にお問い合わせください。


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