福岡県西方沖地震6年を迎えて
NPO法人 福岡マンション管理組合連合会
 理事長 杉本典夫
福岡県西方沖地震で市民は大きなショック

 平成17年3月20日発生した福岡県西方沖地震から満6年を迎えました。当時、地震はこないとの神話があった福岡に地震が発生したわけですから、住民は、「もう、この家には住めないのではないか」など大きなショックを受けました。

 マグニチュードは7.0。福岡市、前原市と佐賀県みやき町では最大震度6弱を観測しました。被害状況は、死者1名、重傷は76名、軽傷1,011名、住家全壊133棟、半壊244棟、一部破損8,620棟でした。

比べものにならないほど大きい東日本大震災

 しかし、今回平成23年3月11日に発生した東日本大震災は、これと全く比べものにならない巨大地震でした。気象庁の発表によりますと、マグニチュード9.0。宮城県栗原市で震度7、宮城県、福島県、茨城県、栃木県で震度6強など広い範囲で強い揺れを観測しました。マグニチュードは地震のエネルギーの強さを表す尺度ですが、1増えるごとに地震のエネルギーは32倍大きくなります。

 さらに、太平洋沿岸を中心に高い津波が発生し、特に東北地方から関東地方の太平洋沿岸に大きな被害がありました。それだけに、被害も比べものならないほど大きく、警察庁は3月21日午後11時現在で、死亡8,805人、不明1万2664人と発表しています。死亡数は、阪神大震災の5,343名をはるかに超えています。

 東北のマンション管理組合連合会に問い合わせましたところ、マンションの被害は比較的に少なく、阪神大震災のような全壊の報告は受けていないとのことでした。

義援金で心をお伝えしたい

 しかし、被害は莫大であり、さらに原子力発電所事故の問題も加わり、東日本にお住まいの方の物的被害はいうに及ばす、ご心労はいかばかりかと、拝察申し上げます。福管連では、被害者の皆様の一日も早い復興を願い、正会員、賛助会員の皆様に義援金をお願いしている次第です。

 福管連が集めることができる義援金は、僅かであるかもしれませんが、同じ市民として、一日も早い復興をお祈りしている気持ちをお伝えしたい考えであります。皆様のご協力をお願いいたします。

今後の地震発生に備えて「マンション地震対策マニュアル」のお勧め
 地震はいつ、どこで発生するか分かりません。マンションは、共用部分を持っており、いったん被害が発生しますと復旧は簡単にはいきません。

 日頃から、管理組合、居住者ともども備えをしておくことが大切です。

 福管連で福岡県西方沖地震の経験を活かした「マンション地震対策マニュアル」を作成しました。マンションにおいて、日頃から備えておくべきこと、地震が発生しときの対処法、地震保険、地震被災者の復興に向けた体験談などを具体的に書いていますから、実務にすぐに役に立つマニュアルです。全国からも引き合いがきています。ぜひ一読をお勧めします。

 お求めの際は、福管連へお問い合わせください。(会員価格1,000円)


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