マンションの給排水管改修
(1)何でも流せる排水管はありません! 【排水管つまり原因追求レポート】

▲排水横管における油脂類の付着プロセス
 (スケール状付着物)
 建物の設備の中で、重要な部分を担っている排水管ですが、生活をしていく中で、流し台,洗面台,浴室トイレで詰まり等のトラブルが発生し、日常生活に支障をきたす場合があります。

 詰まりの原因として、管内での1.油脂類の付着と2.毛髪の停滞と3.異物の混入が、主な原因として挙げられます。


1.油脂類の付着
 この食生活の多様化により和,洋,中が混在する食事が普通になり、油脂類を多く利用する状況に伴って、台所,流しからの排水中に油脂類が多く含まれる様になりました。

 動物脂(ラード,バター等)の凝固温度は約22〜45℃ですので、排水が流れていくうちに冷却され、容易に凝固します。

▲油脂類の付着事例 一 厨房排水・鋳鉄管125A

▲油脂類の付着例 二 厨房排水・10年程度未清掃
 植物油(サラダ油等)は洗剤により乳化し、同様に凝固し、排水管内に付着します。排水の度に付着量が増加し、排水管内の流水断面積を狭くしていきます。油脂類を含む排水が流入すると流水面に浮遊している油脂類は、管断面の両サイドに付着します。この状態が更に進展すると、必要な流水断面が確保されない状況となり排水のゴボゴボ音や、詰まりが発生します。
2.毛髪の停滞
3.異物の混入
 洗髪,入浴などに伴って髪が脱毛し、排水中に混入することにより生じます。

 トラブルが多いのは、浴室排水ですが、排水口の目皿に毛髪が阻集されますが、目皿を通過する場合も多くあります。その毛髪が、排水管の曲がり部などに停滞し、詰まりを発生させます。
 使用する方の意識にかかわらず、異物が排水管内に流入する事があります。

 流し台では、スプーン,ホーク,箸など、トイレでは大量のトイレットペーパー,生理用品,筆記具,手帳,携帯電話など、浴室では、石鹸,ヘアピンなどがあります。

▲毛髪の停滞事例

▲携帯電話が残留している
【資料提供 すみきーる株式会社】

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