泥棒を物理的にシャットアウトする、複合防犯システム
シティマンション空港東管理組合
理事長 川上 美紀
1. マンションの概要

シティマンション空港東

RC造

11階建て

1990年6月完成

全49戸

2. 防犯システム取付までの経緯

マンションが建って16年経ちますが、完成当時よりバイクの盗難や車両へのコンポ・ナビ等の盗難が続き、何とかしなければという意識は常にありました。しかし、自動車を持たない方などにとっては、費用のかかる防犯対策は、不公平感があるため、全体の意思統一が、なかなか進みませんでした。

参考になればと思い、近所のマンションの防犯対策状況を視察に行ったところ、隣のマンションでは、電動シャッターや防犯カメラを取付けていて、部外者が容易にマンション内に入れないようにしていました。また、その隣のマンションでも防犯カメラや防犯ライトなどで防犯対策をされている事が分かり、何も対策がされていない自分のマンションが狙われるのは当然の事だということに気付きました。

また、マンションの隣に郊外型のパチンコ店が、最近オープンした事による治安の悪化も、不安材料となりました。

以上の事を踏まえ、全体の意思統一のきっかけになったものは、マンション全体の防犯性向上とマンションの付加価値を上げる事に寄与するという事で、過半数の方の合意が取れたことです。

3. 導入前の問題点(防犯設備士による診断)

盗難が起きやすい地域環境である。(大型店舗が近くにある・不特定多数の人の往来が多い)

駐車場内・駐輪場内への侵入が容易である。

駐車場・駐輪場の中に入ると、人目につきにくい環境になっている。(高い塀・目隠しとなる駐輪場の扉など)

駐車場内に人が隠れるスペースが多い

4. 防犯計画

以上の問題点を踏まえ、泥棒があきらめる、4大原則を利用して、防犯計画を立案しました。

(4大原則とは)
「時間」泥棒は侵入に手間取る事を嫌います
「 目 」泥棒は見られることを嫌います
「 光 」泥棒は強い光を嫌います
「 音 」泥棒は大きな音を嫌います


(1) 駐車場入口に電動シャッターを設置し、部外者の侵入を阻止します。
 (非常時には、消防署のはしご車等が通過できる高さ3.5mで計画)
 (さらに見通し確保のためにパイプ式シャッターを計画)

(2) 駐輪場の入口扉を自動施錠タイプの錠に変更、合わせて、
  ピッキング犯罪防止用のカギに変更します。

(3) 塀の乗り越えによる侵入やシャッターへのいたずら、駐輪場扉へのいたずら防止のため、
  防犯カメラを設置します

(4) 駐輪場入口の見通しが悪いため、防犯ライトを設置します

5. 住民様からの要望・質問

(1) 朝はシャッターを開放して欲しい
  朝の通勤時間7時〜9時はシャッターを自動開放するようにしました。

(2) 火災の時はどうなるの?
  火災報知設備と連動して、シャッターを開放するようにしています。

(3) 停電時はどうするの?
  停電の場合には、手動でシャッターの開放が出来るようにしています。

(4) 壊れた時はどうするの?
  365日、24時間対応でメーカーのコールセンターがありますので、迅速な対応が可能です

(5) 安全装置はどうなってるの?
  シャッターの下にショックセンサー及び、開放中でも何か通過物があると、
  ビームセンサーによりシャッターが降りない設計になっています。

6. 施工後の感想

今までは、駐車場入口に何もなかったため、自動車が速いスピードで駐車場へ進入して来るケースが多く、子供の事故が心配でしたが、電動シャッターを取付けた事により、駐車場内へ進入して来る自動車が、一旦停車するようになり、安心出来ます。

住民以外の人が、安易に駐車場へ入れなくなったので、夜間も安心して駐車場へ行き来する事が出来るようになりました。

施工前は、来客用の駐車スペースに、知らない人がいつも駐車していたけど、施工後は、まったく止めれなくなり、駐車スペース有効に活用できるようになりました。

施工前は、あまり気にしなかったが、いざシャッターが取付けられると、シャッターが開放されていると、非常に心配になるようになりました。

以前は、自動車に「物」を置くことは出来なかったが、今は、安心して、多少の物は置けるようになりました。

以前は、移動販売の車両が、許可なく駐車場内に入り、販売行為をしていたが、今は、無断進入もなく、安心しています。

これらの事から、防犯システムの有効性・重要性を改めて再認識し、安心して生活が出来る事を喜んでいます。

(聞きとり (株)デンソー九州)


▲電動シャッター取付前
▲電動シャッター取付後


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