構造計算書偽造問題への対処方法
− まず設計図書の再確認を −

 姉歯建築設計事務所の構造計算書偽造問題は、全国のマンションに大きな波紋を投げかけました。福管連にも「うちのマンションは大丈夫か」「調査はどこに相談したらよいか」「費用はどの位かかるのか」といった相談が寄せられています。

 今回は、建物の構造問題ですから、非常に専門的になってきます。まず構造計算書が必要です。そうして、構造計算書に従った設計図が作られているかのチェックをします。そうして、建築基準法等の法令や建築構造設計指針等に違反していないかも調べます。

 さらに、設計図どおりに施工されているか現物の調査を行います。鉄筋はコンクリートでカバーされていますが、これを破壊することなく調査するために、RCレーダやプロフォメータが用いられます。最後に、報告書を作成してもらうことになります。


費用は30万円から80万円程度

 管理組合としては、まず構造計算書など設計図書の所在を確認することが必要です。

 平成13年8月以降に分譲されたマンションについては、マンション管理適正化法により設計図書を理事長に交付しなければならないと定められています。設計図書は、同法施行規則102条により11種類が定められており、その中に構造計算書も含まれています。

 調査の費用は、その内容により一概にはいえませんが、一通りの調査と報告書を作成する場合は1棟30万円から80万円程度はかかるようです。まずは目視調査から入る方法もあります。業者名や進め方などは福管連へお問合せください。



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