支払一任代行方式が過半数
− 管理組合財産管理に関する実態調査結果 −

 (社)高層住宅管理業協会は、さる1月5日、管理組合の財産の分別管理状況(注)について、平成15年10月1日現在の調査結果を発表しました。
 これによりますと、トップは支払一任代行方式で50.6%と過半数を占めていました。次いで原則方式が26.4%、最後が収納代行方式の23.0%でした。


原則方式により管理組合の主体性確立を!

 支払一任代行方式と収納代行方式を合わせますと4分の3近くになりますが、これは管理業者に1か月間通帳と印鑑を預け放しにする方式です。東京・中野区に本社がある東洋ビル管理(株)は、この代行方式をとっていましたが、半年から1年も管理組合から預っているお金を返すことなく倒産し、問題になりました。また、これら代行方式は支払も管理業者が「包括委任」を受けているとして、一つ一つの支出についての管理組合の承認はいらないと解釈しています。まったく、管理組合の主体性のない方式です。

福管連としては代行方式には賛同できません。原則方式を採用することにより管理組合の主体性を確立して、整然と財産を管理しましょう。

(注)財産の分別管理とは
 管理業者が、委託を受けた管理組合の修繕積立金等を管理する場合、自己の財産や他の管理組合の財産と分別して整然と管理しなければならないと法律に定められています。
 これを受けて、国交省施行規則では、金銭の具体的管理方法として次の三方式を定めています。

  1. 原則方式
    通帳は管理組合名義とし、管理業者は通帳と印鑑の両方を同時には、保管してはならないとする方式(いずれか一方は可)

  2. 支払一任代行方式
    通帳は、管理組合名義ですが、1か月間は管理業者が通帳・印鑑とも預って管理費等を収納し、必要な支払を済ませた後、残額を管理組合の保管口座に移し換える方式

  3. 収納代行方式
    管理業者名義の預金通帳に管理費等を収納し、必要な支払を済ませた後、残額を管理組合の保管口座に移し換える方式


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