福管連案内

コミュニティ勉強会メンバーの『第2宅老所よりあい』訪問記
 平成21年2月に開催しました福管連総会の記念講演にて「ぼけても ふつうにくらしたい」とのテーマで、認知症の老婦人との出会いやお世話の様子を、ユーモアを交えてお話していただきました『第2宅老所よりあい』の村瀬孝生先生を福管連杉本理事長ほかコミュニティ勉強会のメンバーが、福岡市南区にある現地に訪問しました。
▲於 第2宅老所よりあい 中央は村瀬先生

★ 気持ちが安らぐような施設の環境
 第2宅老所よりあいは、福岡市南区桧原の閑静な住宅地に立地し、170坪の敷地に古民家風の木造2階建で、近隣の住宅や風景と自然に調和しており、ゆったりした安らぎを感じさせます。

★ ぼけても人は人らしく尊厳を失わず
 村瀬先生は、若い時に務めておられたある老人ホームで、老人がベルトコンベアー式に扱われ、非人間的な環境におかれている光景を目の当たりにして、これではいけないと、この仕事を始められ、今年で15年目とのことです。
そして次のようにお話してくださいました。
ぼけても人の尊厳は不変です。健常の頃から慣れ親しんだ住まい方をできるだけ崩さず、その人らしい生き様を実現させたい。
介護する側とされる側とを区別せず、そして要介護度のランク分けや契約制度、効率化は追求せず、心豊かな共感を大切にする介護を目指す。
自分の家のような気持ちで通ってもらい、必要な時は宿泊もでき、イザという時はここで暮らすことも受け入れる。

★ マンション運営に対する村瀬先生からの提言
 マンションに空き室があれば、これを活用し“よりあい”や“デイサービス”の開設を検討する時代が到来しています。マンション居住者による認知症に関する勉強会を、専門的な知識を持った方を講師にして実施することも必要だと考えます。例えば、「認知症とは?」、「老いとは何か?」、「対応の方法は?」

☆ 見学を終えて  *コミュニティ勉強会メンバーより
 今回の見学で、認知症は病気の一種との認識を新たにしました。
 今後認知症の方が増える傾向にありますが、福岡での特養は、入所待ちが7千人とのことです。私たちは、行政だけに頼らず、自主的に具体策の検討や実行が急務だと思いました。

 また、マンションに認知症の方が住んでいるのは当たり前の時代になってきます。マンション居住の認知症の方やその家族へどう対応したら良いか勉強する必要があります。コミュニティや福祉に関する管理規約の整備や集会所の活用方法も、早晩見直しが必要になるのではないでしょうか。


Copyright(C)2005 PICT. All rights reserved.